派遣の形をとりながらも、実は雇用していた会社は、設計をメインにしている別の会社の正社員だったわけで、もちろんお給料もそこから出ます。しかし仕事をしていく上で、細かい打ち合わせが頻繁になると、FAXや電話だけではコミュニケーションが取りづらくなりました。「いっそのこと、こっちへ派遣して来てくれないかね」ということになり、出向として働くような形を取るようになったそうです。今で言う「特定派遣」のはしりです。彼女は、お給料は自分の会社から貰い、勤務は受注先の会社ですることが多くなりました。
派遣の登録は無料です。また、登録だけなら雇用関係はありません。そこで、派遣で働くことを考えるなら、登録先は複数にしておくとよいでしょう。1社だけだと紹介される企業も限られますし、一つの契約期間が終わって次の派遣が決まるまで、間が空いてしまうこともあります。派遣の不安定な一面ですが、これをフォローするためにも、派遣の登録は複数社にしておきましょう。
派遣の仕事を探す時、登録先よりも仕事の内容や条件を優先で選ぶなら、派遣の求人情報サイトを見るのが有効です。この種のサイトもいくつもあり、サイトによって、そこで出会う派遣会社も違ってきます。ということは、たくさん見るほど、多くの派遣会社の情報に接する機会があるわけですね。そのうち、この派遣会社はこういう仕事が多いのか、ということが分かってきます。そして、ここと思った派遣会社のサイトを見るとよいでしょう。
派遣の人にどこまでの仕事を期待するかは、その派遣される人の資質や能力に負うところも多く、時には、正社員よりその仕事に精通していることがあります。そんなとき、派遣として、どの範囲まで踏み込むべきかが問題になってきます。きちんとした仕事をしようとすれば、行う仕事の本質にせまることになり、仕事内容は、正社員とほとんど同じようにならざるを得ないのです。
さらにこれに対して2004年に「物の製造業務」が全面的に解禁され、「医療関係の業務」は紹介予定派遣のみ解禁となり、ほとんどの業種が派遣可能となりました。